タントラセラピー(タントリックヒーリング)とは

タントラの歴史
タントラという言葉はインドに起源があります。サンスクリット語で糸や連続、解放といった意味を表す言葉でありますが、経典に表れない秘密といった意味もあります。ヒンドゥー教の経典をスートラと呼びますが、スートラもサンスクリット語で糸という意味を表します。スートラを経糸だとすれば、タントラとは緯糸であり、この二つが織りなすことで完成するとも考えられます。
タントラは狭義では経典という意味も表しています。ヒンドゥー教においてシヴァ神妃を崇拝し、女性に眠るシャクティ(性力)の教義を解いたシャクティ派の経典です。仏教の密教やチベット仏教にはその思想が伝わっています。
タントラリズムは7世紀ごろにインドで流行し、その後、中国に伝わり、日本へは空海が真言密教として伝えています。タントラリズムでは、男女の性的結合を用いて解脱に至ろうとした「左道タントラリズム」と、修行者自らの修行によりエネルギーを上昇させていく「右道タントラリズム」に分かれていきました。右道タントラリズムは、日本でも主流となっているハタ・ヨガのベースにもなっています。
タントラセラピー
タントラセラピーは、私、天蔵(てんぞう)がタントラやヨガ哲学、密教をベースとして、脳科学や量子力学、リラクゼーションマッサージなどを融合して生み出した施術です。タントリックヒーリングや子宮ヒーリングなども似ているもので、天蔵もタントリックヒーリングの創始者taroさんの講座や合宿に参加したことがあります。
現在、仕事や人間関係のストレスから心や体に変調をきたす人が多くいます。そして、現代の西洋医学で解決することは難しいことは目に見えています。
タントラセラピーでは人間が本来持っている眠ったエネルギー(シャクティ)を呼び起こして、心と体を解放させる施術です。男女のエネルギーを活用しますので、女性には男性セラピストが、男性には女性セラピストが施術を行います。
女性向けの具体的な施術内容をご紹介します。まずはリラクゼーションマッサージを行い、精神的なリラックスと気(ヨガではプラーナ)の流れをよくしていきます。そして、ヨガの呼吸法を用い、衣服の上から子宮に手をあてて女性の眠っているシャクティを呼び起こすタントラセラピーに入っていきます。
ヨガやタントラではチャクラというエネルギーの通り道があると考えています。そして人間には7つのチャクラがあると考えられており、肛門と性器の間あたりにある第1チャクラ(サンスクリッド語でムーラ・ダーラ)からエネルギーが上昇し始め、背骨の一番下にある仙骨にある第2チャクラ(サンスクリッド語でスワーディシュターナ)へと上昇していき、最終的に頭頂部にある第7チャクラ(サンスクリッド語でサハスラーラ)まで達します。第7チャクラは通称クラウンチャクラとも言われており、このチャクラが開くことをクンダリニー覚醒と言い、宇宙につながることができると考えられています。
タントラセラピーでは呼吸と施術で、エネルギーを上昇させていきます。起きているようで寝ているような半覚醒状態に入るとで、とても心地よい状態になります。本来は生まれた時はチャクラは開いていますが、競争社会で戦っていく中でストレスやネガティブな感情がチャクラを詰まらせてしまっています。
施術で起こる反応は人それぞれで、心地いい状態がずっと続くという人もいれば、咳がで始める人、なぜだかわからないが涙が溢れてくる人、そしてセックスとは違うオーガズムを感じる人などさまざまです。胸あたりにある第4チャクラ(通称ハートチャクラ)を詰まらせている人は多く、涙となって表れます。第5チャクラ(通称スロートチャクラ)のつまりは咳となってでてきます。第7チャクラまで開通すると、オーガズムを感じることもあります。クンダリニー覚醒や解脱と言える状態です。
脳科学的に説明すると
以上は、ヨガ、密教的な説明でありますが、一般的にわかりやすい科学的な視点からも説明ができます。自立神経が乱れると体調が悪くなったり、頭痛、月経不順、不眠症などさまざまな悪影響があります。自立神経は交感神経と副交感神経から成り立っており、そのバランスが重要です。
交換神経は起きている時に働き、副交感神経はリラックスしている時や眠っている時に働きます。ストレスがあったり悩みがあると、交感神経優位の状態が続き、また寝る前にスマホを見ることによって寝ている間にうまく副交感神経が作用しなかったりと、現代社会では自律神経の乱れによる体調不良や精神的な病気が多発しています。
タントラセラピーにおいてはリラクゼーションマッサージを通じてリラックスした状態で副交感神経が刺激されます。また。呼吸法によって、脳波をスローアルファ波からシータ波に導きます。
リラックスした状態であれば、子宮や丹田に手をあてることによって、瞑想神経を経由して延髄あたりでオキシトシンが分泌されます。オキシトシンは幸せホルモンや愛情ホルモンと呼ばれるもので、短期的な刺激であるドーパミンとは感じ方が違います。長ければ30分程度、心地良さが続きます。
と、言葉で説明してもわかったようなわからないような状態だと思います。まずは体験していたくのがよいかと思います。現在は、天蔵自身が新規の女性へ施術を行うということはあまりありませんが、講座に来ていただければ体験していただくことができます。
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