天蔵先生と同じことをしたのに女性が反応しません。

 タントラセラピーの講座に来ていただいて、男性から相談を受ける内容で一番多いのがこの質問です。これは相手が何を欲しているのかがわかっていないから起こることです。

クライアントは何を求めているの?

 例えば、喉がカラカラに乾いている時に冷たい麦茶を出してもらえたら、すぐに飲み干して、すごく感謝します。

 逆にお腹がタプタプの時に、同じ冷たい麦茶を出されても、お断りしますよね。でもそこで、「冷たい麦茶好きなんでしょ」「遠慮せずに飲みなよ」なんて言われたら、ごめん、無理ってなりますよね。

 これと同じことをあなたはしている可能性があります。

 だから常に言っていることは、しっかりと観察をすることが重要だということです。上記の質問をしていただく方は観察ができていません。

 しっかりと観察をすれば、

・目がピクピク動いている、まだ緊張しているのかな
・口元が緩んできたな、リラックスできてきたのかな
・お腹がグル〜と動き出してきたな
・声に気持ちが乗ってきたな
・何か苦しそうだな、詰まっているものが出てきそうなのかな

といったようにたくさんのことがわかってきます。

 そして、クライアントさんが求めていることを求めているタイミングで提供することができれば、どんどんと心を解放していってくれるようになります。

・緊張していそうだったら、安心していただくために話をしたり
・体が疲れていそうだったらマッサージをしたり
・体勢をサポートするために背中を支えたり
・胸に詰まっているものを出しやすいように、胸元に少し触れてみたり
・泣きたそうだけど泣けないという時に「泣いてもいいよ」と優しく声をかけたり

 相手が何を欲しているんだろうと観察を続け、想像をめぐらせながら経験を積んでいくことで、必要としているものを必要なタイミングで提供できるようになります。

 これができるようになれば、自然と相手がその時に出したいものが出てきます。決して、オーガズムだけが目的ではないんです。リラックスしたい時もあれば、泣きたい時もあれば、スッキリしたい時もあれば。

 セラピストが何かしているんではないんです。場にすぎません。クライアントさんが出したいものを安心して出せる場所。それがセラピストです。だから宇宙とつながると言ったりするんですね。

 ということで、セッション中にはまずは徹底的に観察を行ってください。