タントラセラピー 同性はだめなの?
タントラセラピーの施術において、下記のように推奨をしております。
・男性セラピストが女性クライアントへ施術を行うのは ◎
・女性セラピストが男性クライアントへ施術を行うのは ◎
・女性セラピストが女性クライアントへ施術を行うのは ○
・男性セラピストが男性クライアントへ施術を行うのは △
なぜ異性の方がいいの?女性同士は良くて男性同士はダメなの?と、疑問が湧いてくるかと思います。こちらについては、これまでの経験と、ヨガの経典やタントラの文献を解釈していく中で見えてきたことをご説明します。
異性がいい理由
タントラでは会陰部にある第1チャクラ、子宮や丹田にある第2チャクラに眠っている性エネルギーを呼び起こすものだと考えています。ヨガでは、この性エネルギーのことをシャクティと言ったり、クンダリニーと言ったります。
性エネルギーですから、異性のエネルギーと反応しやすいと考えています。
女性同士はよくて男性同士はだめな理由
異性同士がベストですが、タントラセラピーやタントラセックスを行っている女性の中には、女性でも大丈夫、むしろ男性よりも女性の方がいいという方もいます。この点についてはいくつか理由があります。
女性の中にも男性性がある
人間は男性と女性に分かれますが、男性の中にも女性性があり、女性の中にも男性性があります。ですから、女性セラピストが女性クライアントとセッションを行っている時には、女性セラピストの中の男性性と女性クライアントの中の女性性が反応しているのではないかと考えています。
では、男性の中の男性性と、男性の中の女性性が反応することもあるのではないかと考えられますが、男性の中の女性性は女性の中の男性性よりも小さいのではないかと考えています。
これは、ホルモンを見てもわかります。男性ホルモンの代表的なものとしてテストステロン、女性ホルモンの代表的なものとしてエストロゲンがあります。男性にもエストロゲンが、女性にもテストステロンがありますが、男性の持つエストロゲンはごく微量ですが、女性の持つテストステロンはそれなりにあって男性の5〜20%くらいのテストステロンが分泌されているようです。女性が年齢を経るとエストロゲンが減少し、相対的にテストステロンが上昇します。
男性・性への心理的ブロック
男性セラピストよりも女性セラピストの施術を受けたい、と考える女性はたくさんいます。これは男性に対する、また性やオーガズムに対する心理的なブロックがあるからだと考えます。
女性は成長していく中で、多かれ少なかれ性的な嫌な思いをしたり、男性に対する恐怖を持つ経験があります。これらの経験や、また女性は性に対して興味を持つべきではない、女性の性については恥ずかしいことだといった社会的な刷り込みから性に対するブロックも生まれてくるのだと思います。
このような状況であれば、無理に男性セラピストとのセッションを受ける必要はないと考えています。女性とのセッションを通じて、これまで心に溜め込んできた、隠してきた感情も呼び起こされ、やがて男性に対するブロック、性に対するブロックも外れていくものだと思います。
自分の男性に対する心理的なブロックを外したいと思った時に、この人だったら大丈夫かなと思える男性セラピストにセッションをお願いするといいでしょう。
女性のエネルギーの方が何倍も強い
男性と女性を比べると、女性の方がよりエネルギーを感じやすいということはわかると思います。ヒーリングや、占いなど、スピリチュアルだとされるものに興味を持つ方は圧倒的に女性が多いですが、これは目に見えないものを感じる力が男性よりも強いからだと考えます。
また、ヨガでも男性のエネルギーよりも女性のエネルギーの方が何倍も強いと言われています。第1チャクラ、第2チャクラに眠るシャクティはそもそも女性性のエネルギーだとも言われています。
男性同士でもうまくいく場合がある
男性セラピストと男性クライアントの場合、100%うまくいかないかというとそうでも、例外もあります。それは、女性性の強い男性であった場合、もしくはヨガや瞑想などの修行を積んで、エネルギーに敏感になっている方の場合は、男性同士でもうまくいく場合があります。