究極の目的

人が幸せに生きる

 自分も、家族も、親戚も、友人も、近所の人も、同僚も、日本人も、外国人も「世界中の人が幸せに生きる」ことがタントラセラピーの究極の目的です。

 人間以外の動物はどうなってもいいのか、人間が幸せ生きるために自然を破壊してもいいのかという反論もあるかもしれませんが、自分以外は人間以外は、他のものは破壊してもいいという考えでは幸せになれませんし、幸せは人は自分以外へも寛容になれると考えています。

2つの大きな目標

 人が幸せに生きるためにやらなければいけないことはたくさんありますが、タントラセラピーでは2つの大きな目標があります。

①ストレスの軽減(精神疾患の緩和)
②争いをなくす

 現代社会は多くの人がたくさんのストレスを抱え、精神疾患を患う人も急速に増え、減少の気配がありません。物質的には豊かになったけれど、人が幸せにはなっていないのではないか。本当は多くの人が気づいているのではないでしょうか。

 また、現代の物質主義、競争社会は争いを生み出します。もっとたくさんの物を所有したいと、途上国から奪い、自然から奪い、未来から奪う。このようにして、現代の先進国の私たちだけが物質的に豊かに生きる道を追求してきました。やはり、この先にも幸せはなさそうです。

タントラセラピーの普及

 タントラセラピーの普及を通じて
①ストレスの軽減、精神疾患の改善
②争いをなくす
という目標に取り組んでいきます。

①ストレスの軽減、精神疾患の改善

 現代社会では、仕事で人間関係で多くのストレスを受け続けています。自律神経には交感神経と副交感神経という2つの回路があります。ストレスの高まった状態では、交感神経が活発にあり、心臓の鼓動が強くなり体や脳に酸素やエネルギーを送り込みます。筋肉は強い力を発揮し、脳の回転は速くなります。いいことのように思えますが、一方で内臓の消化・吸収や免疫機能の働きを抑えます。

 逆にリラックスした状態で副交感神経が活発になる、消化・吸収・免疫機能が活発になり、体や脳の損傷が回復していきます。交感神経が活発になるということは緊急事態には必要なのですが、頻度が多いと体を休めることができなくなってしまいます。

 現代人はストレスを受けすぎています。元々は、ストレスのかかる状況とは肉食獣に襲われたといった、生命の危機的な状況でした。緊急事態では免疫機能を止めてでも、今ここを生き延びるということが必要で、それができた人類は生き残り、できなかった人類は滅びました。こうして、私たちはこのような機能を進化の歴史の中で獲得してきたわけです。

 しかし、現代において肉食獣に襲われるといった生命の危機的な状況はほとんど起こりません。が、体はストレスがかかると同じ反応をしてしまいます。人類の進化が数十万年、数百万年で起こってきたのに対し、社会の変化は数百年、数十年で起こってしまいます。このスピードのずれが私たちを不幸にさせてしまう大きな原因だと考えます。

 とはいえ、私たちはこのような遺伝子が組み込まれているわけですから、進化と社会の変化のずれを認識した上で行動していく必要があります。

 深呼吸をして、リラックスした時間を増やしていくことで、体の消化・吸収・免疫機能は向上していきます。タントラセラピーにおいては、セラピストの誘導により、深い瞑想状態と同じような脳波でリラックス状態を感じることができます。

②争いをなくす

 世界中で起こる争いは、モノを奪い合うことによって起こると考えています。本来は幸せになるために、物資的な豊かさを求めたのでしょう。しかし、もっとたくさんのモノを得るための、もっと便利になるために、領土を奪ったり、資源を奪ったり、地球が蓄えてきた資源を奪い、未来を奪ってしまっています。この道が幸せに続いていないことは、もう多くの人が気づいているのではないでしょうか。

 もっともっとと多くを求めるのはドーパミンという神経伝達物質の影響です。ドーパミンは元気が湧いてきたり、何かを達成するモチベーションを起こすものでありますが、刺激への耐性が強いため、もっともっとと強い刺激を求めてしまうという特徴があります。現代人の行動はドーパミン中毒と言っても過言がありません。

 体だけを求めるセックスも、ギャンブルも、出世競争も、スマホを手放せないのも、ゲームがやめられないのもドーパミンが影響しています。

 タントラセラピーではドーパミンと違った働きをするオキシトシンに注目しています。タントラセラピーでリラックスして脳波が落ち着いてくると、深い瞑想のような状態となります。人によっては「宇宙とつながる」と言った表現をされる方もいらっしゃいますが、自分と他者、世界との境目がなくなるような感覚を感じることができます。もう十分に満たされているんだと思うことができます。

 この感覚はセラピーの最中だけでなく、その後も残るものです。多くの人がこのような感覚を持つことができれば、もっともっとたくさんのモノを手に入れようとしたり、人から奪ったりすることは減っていくのではないかと考えています。

現代社会への対応 そして社会の変革へ

 物質主義からの社会の変革は至る所で起こり始めています。社会に違和感を持った人たちが行動を起こし始めています。しかし、一方で変革をしたくない人たちも多くいますし、積極的に変化を受け入れる人の方が少ないものです。

 新しい社会の形態としては、至る所にエネルギーや食糧をある程度自給できるようなコミューンができてくるのではないかと考えています。技術の進歩は取り入れながら、他の社会とも交流をしながら、満たされ、足るを知る。

 このような村づくりも進めていきますが時間がかかります。まずは、現代社会での苦しみを減らすためにも、タントラセラピーを普及していきたいと考えています。