「悲しい時は笑えばいい」 実はちょっと違います

「悲しい時は笑えばいい」 実はちょっと違います

 先日、感情がブレないためにはどうするのかという話をしていた際に質問がありました。少し、間違った解釈がされていると気づきましたし、多くの人も同じように誤解されているかと思いますので丁寧にお伝えしておきたいと思います。

 「悲しい時は笑えばいい」というアドバイスをする人もいますし、僕もそうアドバイスをすることは多くあります。しかし、これに関してはそれだけで解決というわけではありません。短期的な解決方法と、長期的、根本的な解決方法をわけて考える必要があるかと思います。

まずは笑ってやり過ごす

 短期的には、嫌なことがあった場合でも笑えばいいというアドバイスは、成り立ちます。感情というものは、水面のようなもので時間が経つだけで治りますし、笑っていると脳が楽しいんだと錯覚をして、ネガティブな感情が持続する時間は短くなるでしょう。

 しかし、これは根本的な解決にはなっていません。見えている草を狩っただけで、根っこが取り除けていないからです。根っこを取り除くためには、実はネガティブな感情ととことん向き合う必要があります。

 ですから、誰かに何かを言われて腹が立った、こんなことをされて悲しかったということが起こった際には、いったんは笑ってやり過ごします。その後に、家に帰ってからその感情ともう一度向き合ってください。

 誰かに何かを言われた、こんなことをされた、ということは事実であります。そこから、腹が立った、悲しかった、ということは、あなたの感情の反応の仕方です。みんなが同じ反応をするわけではありません。

ネガティブな感情と、とことん向き合う

 なぜ、こんなに腹が立ったのか。腹が立つという言葉ではなく、自分の感情をもっともっと見つめてください。逆上する、激怒する、かっとなる、カチンとくる、はらわたが煮えくりかえる、色んな言い方がありますし、それぞれの感じ方は本来は違うものであります。どれにも当てはまらないものかもしれません。それを、客観的に見つめていってください。

 そして、次になぜ自分がそう感じたのか、そのように反応したのかということを考えていきます。小さい頃の家庭環境や、小学生の時に起こったあの出来事、たいていはこういったことが今の自分の感情の反応に影響しており、感情の癖が出来上がっています。

 どの出来事がということを明確にしようとしても、最初はわからないかもしれません。嫌なことを潜在意識で奥にしまっているということがあるからです。これには、タントラセラピーやその他のヒーリングなどで呼び起こしてくることができますが、今日は自分でできることをお伝えします。

自分の感情の癖を理解する

 原因がわからなくても、自分の感情の癖というものはわかってきます。自分はこういうことで起こりやすい、こんな風に言われると傷つく、といった具合です。これを理解しておけば、何かが起こって感情が動いた際に、自分を客観的に見ることができます。

 自分の感情と、とことん向き合うためには瞑想がおすすめです。瞑想は自分を見ることです。最初は、寒いなとか、あの音がうるさいなと思っていますが、だんだんと起こっている事実はあっても、それにいちいち感情は反応しなくなります。そして、自分の体で起こっていること、自分の感情へとフォーカスが始まっていきます。

 自分の感情と、とことん向き合うということを続けていると、何が起こってもブレない精神を身につけることができます。一歩一歩ですね。

最後に

 一人で感情と向き合い、コントロールする方法をお伝えしましたが、天蔵のタントラセラピー(タントリックヒーリング)ではカウンセリングと施術を行います。カウンセリングにおいては、日々の感情をためこまないためのセルフヒーリングなどもお伝えします。施術においては、ためこんでいた感情を解放させるお手伝いを行います。30分の無料オンライン相談も実施していますので、お気軽にお申し込みください。

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