覚醒・解放とは「赤ちゃんに戻ること」

 スピリチュアルな世界では「覚醒」「解放」「次元上昇」などという言葉がよく使われます。このような言葉からは、厳しい修行をしていって、最終的に辿り着く境地といったイメージがあります。

 そんな風に、神格化していくことで、マーケティングを行なっていると感じることも多いのですが、それはまた別の話として。

 天蔵は、覚醒するという言葉はあまり使いません。解放という言葉は、たまに使います。でも、いずれにしてもその言葉や、その状態を神秘的なもの、すごいものだとは思っていません。

 なぜかというと、誰にでもできることであるし、実は僕たちはすでに経験していたことであるからです。「覚醒」や「解放」と言われている状態は、何か得ることで辿り着くものではなく、余計なものを積み下ろしていくことで、自分の中に見つけるものだと考えています。

 わかりやすくいうと、「赤ちゃんに戻ること」です。

赤ちゃんはどんな状態

 タントラセラピーの講座や練習会に何度かきていただいている女性からは、天蔵は「大きい赤ちゃん」と言われることがあります。そう言ってもらえることは嬉しいことだと思っています。世話の焼けるといったニュアンスも入っていると思いますが。

赤ちゃんの特徴を考えると
・正しくあろうとしない
・我慢しない
・期待に答えようとしない
・感情を抑えようとしない
・嫌なら泣く
・笑っている
・疲れたら寝る
という感じですかね。

 こう考えると、天蔵はまだまだ赤ちゃんではありませんでした。5歳児くらいかな。赤ちゃんには、「こうあるべきだ」「普通でいなければいけない」「嫌われないようにしないといけない」と言った思考はありません。「そこに、ただ在る」という存在です。

余計なものを積んでいく

 誰でも、赤ちゃんの時は、素直だし、無邪気だし、ご機嫌な存在です。でも、成長するにつれて、私たちはたくさんのものを積んでいきます。


・親からの期待
・社会の常識
・友達同士の空気を読む癖
・傷つかないための防衛
・愛されるための演技

 その他にもたくさん。それらは、この現実世界、資本主義社会を生きていくためには必要だったものです。でも、これらは、本来の自分ではなく仮面の自分です。仮面をつけすぎて、荷物を積み込みすぎて、本当の自分の感覚がわからなくなってしまいます。

覚醒・解放のステップ1 気づくこと

 この文章を読んでいるあなたは、少なくとも自分がわからなくなってしまっている、自分の感覚が鈍感になっている、ということに気づいた人です。

 気づいた人の中には、占いやヒーリング、スピリチュアルなものを試したり、セミナーなんかに通って、たくさんの時間とお金を使ってきた人もいるでしょう。それでも、よくわからなくて、なんで自分はこんな風なんだろうと、自分を責めてしまうかもしれません。成果が見えないことに絶望を感じているかもしれません。

 でも、まずは気づいた自分を褒めてあげましょう。自分の置かれている状況を客観的な視点から見るというのは本当にすごいことです。塀の中にいると、塀の中が世界の全てだと思って、塀の外のことを想像できないものです。

 世の中のほとんどの人は、自分が仮面をつけているということにも気づいていません。いや、気づかないふりをしている人もいるだろうと思います。挑む勇気がないから。

 気づいて、歩み始めた自分が尊い存在であることを自覚してください。

覚醒・解放のステップ2 手放すこと

 一般的な用語として、覚醒・解放という言葉を使っていますが、これは苦しい修行の末に獲得するものではありません。すごい人があなたを覚醒してくれるわけではありません。ましてや、高いセミナーに行って、何らかの印をもらったところで、一時の安心にしかなりません。

 これまで積み込んできた、余計な荷物をおろしていくこと。軽くなることです。これまで我慢していたことを我慢しなくもていい。世間ではこう言ってるけど自分は違うなと思ってもいい。わからないと言ってもいい。

 こんな風にして、荷物をおろしていきます。何かを達成して偉くなるのではなく、おろしていくことで、すでに十分満たされていることに気づきます。

 手放す際に、過去の自分を否定してはいけません。いや、否定していては手放せません。色々、積み込んできた荷物が邪魔なように聴こえるかもしれませんが、その時には必要だったものなのです。

 だから、荷物を下ろす時は、「なんでこんなもの積んでしまったんだろう」ではなくて「これまで守ってくれてありがとう」という感謝を持って手放していきましょう。