中イキ・外イキだけじゃない 女性のオーガズムは4種類
みんなイケてるの?
昔と比べると性についてオープンに語られるようになってきましたが、「イク」・「オーガズム」については、個人差があるのでなかなか友達同士でも話はしないかと思います。でも、他の人はどうなんだろうと知りたいところだと思いますので、解説します。
目次
・そもそもイったことがない女性が6割
・第1のイキ 外イキ(クリトリスイキ)
・第2のイキ 中イキ(Gスポットイキ)
・第3のイキ 奥イキ(ポルチオイキ)
・第4のイキ 脳イキ
・ドーパミン型とオキシトシン型
・イクためのコツ
そもそも、セックスでイッたことがない女性が半分
女性向けメディアでは「セックスでイったことがあるか?」というアンケート調査が行われています。かなりばらつきがありますが、読者層にもよりますかね。ご参考に。
イったことがある 74% イったことがない・わからない 26%
CANCAN.JP「アラサー女子セックス1000人調査」
イったことがある41% イったことがない 59%
マイナビウーマン
オーガズムを感じたことがある62% 感じたことがない48% (セルフプレジャーを含む)
※合計が110%になりますが、下記より引用しております。
MORE
イクってどんな感じ?
そもそもイク感覚がわからない、イっているのかどうかわからないという声も多くありますので、天蔵がこれまで聞いた感想や、どんな風になののかをまとめます。
・頭が真っ白になり、何も感がられなくなる
・全身に電流が走ったような感覚になる
・体に力が入らなくなり、足がガクガクになる
・お腹や膣、体全体が痙攣する
・膣がしまる
イクは4種類に分けられる(天蔵式分類)
中イキ・外イキだけじゃない
オーガズムについては1種類だけではない、中イキと外イキというものがあるらしいぞということが認知されてきました。外イキしかしたことのない方は、中イキに憧れたり、中イキマウンティングをしてくる人もいるみたいです。
しかし、一般的に言われている中イキは本当の意味での中イキではないと天蔵は定義しています。中イキはGスポットイキとポルチオイキの2つに分けられます。
さらに、身体的な刺激だけではない、脳イキというものもあります。天蔵的な分類では女性のオーガズムは外イキ、中イキ、奥イキ、脳イキの4種類です。
第1のイキ 外イキ(クリストリイキ)
多くの女性が経験したことがあるオーガズムはクリトリスの刺激によるものです。クリトリスを一定リズムで刺激をすると、一気にオーガズムの波がきます。クリストリスイキは、脳にドーパミンというホルモン(脳内麻薬)が放出されます。
特徴としては、一度イクとしばらくはくすぐったくなります。また、ドーパミンの特徴としては刺激に慣れやすくなるということがあります。ギャンブルなどで興奮する際にもドーパミンが放出されますが、もっともっとと強い刺激を求め続けることになります。
中イキ(Gスポットイキ)
中イキと言われるものの多くはGスポットでオーガズムを感じています。わかりやすく中イキとしているのですが、実はクリトリスイキと近いものです。というのは、クリトリスとGスポットは同じ器管です。男性のペニスと同じ海綿体という組織でできていますが、亀頭部分がクリトリス、竿の部分がGスポットと考えていただくとわかりやすいです。Gスポットは膣の中にあるのですが、Gスポットイキとは膣内からクリトリスを刺激して感じるオーガズムです。
奥イキ(ポルチオイキ)
一般的には中イキと言われていますがGスポットイキと区別するために、奥イキという名前をつけています。ポルチオは子宮と膣の間くらいにあります。指だと届かない場合が多いですが、バック(後背位)で突かれた際にオーガズムを感じたという場合は奥イキだと考えられます。
ポルチオの特徴として、膣の中からだけでなく、お腹側から子宮を刺激することでもオーガズムに達することができます。お腹から子宮を揺らすことで、振動がポルチオにも伝わります。子宮揺らしと言ったりします。
ポルチオイキはクリトリスイキ、Gスポットイキとは大きく違います。それは、ホルモン(脳内麻薬)の種類がドーパミンではなくオキシトシンだということです。オキシトシンは多幸感が長く続くのが特徴です。また、連続したオーガズムを感じることが可能です。連続イキ、マルチオーガズムを感じるためにはオキシトシンの分泌が必要になってきます。
脳イキ
いよいよ脳イキの解説です。ポルチオでのオーガズムはオキシトシンの分泌であるとご説明しましたが、オキシトシンはポルチオの刺激だけで分泌されるものではありません。ハグをしたり、楽しく食事をしている時も、お母さんが赤ちゃんに母乳をあげている時もオキシトシンは分泌されます。オキシトシンは別名、愛情ホルモンとも呼ばれています。
つまり、オキシトシンの分泌には物理的な性感帯の刺激は必要ありません。脳イキができるようになると、想像を働かせるだけでオーガズムに達することができます。
タントラセラピーで感じる快感はオキシトシン型
タントラセラピー(タントリックヒーリング)で心のつまりが取れたりと同時にオーガズムを感じることもあります。呼吸法により、脳波はシータ波の状態で心地がよい状態で、オキシトシンが分泌されやすくなっています。
施術の際には心の解放をしたいけれど、オーガズムを感じることを恥ずかしいと思われる方もいらっしゃいますが、その考え自体が社会からの刷り込みですので、勝手な線引きを儲けずにすべて解放してしまいたいなと考えています。